夏におすすめのミリタリ―ウェアの着こなし術
できれば、夏に外出するときは、手ブラで行きたいものです。
ジャケットやコートを着ることができる季節であれば、上着のポケットにサイフ、スマホ、キーホルダー、イヤホン、ハンカチやガイドブック(文庫本)などを入れて持ち歩くことができます。
でも、夏場になってくるとトップスは、B.Dシャツやポロシャツ、Tシャツなど軽装になってしまうので、小さなショルダーバッグやポーチのようなものを使って持ち歩くことになりがちです。
でも、長時間着けていると、肩が凝ったり、汗をかいたりして、ちょっと面倒になります。
そこで、夏場でもスッキリと、手ブラで出歩くことができる、うってつけのアイテムとして、カーゴパンツがあります。
カーゴパンツと言っても、アウトドア系、ワーク系、ミリタリー系といろいろなタイプがありますが、おしゃれに着こなすことができるのが、ミリタリー系のカーゴパンツではないでしょうか。
どんなミリタリー系カーゴがいいのか?
ミリタリ―ウェアといっても、アーカイブ級のモノから気軽にデイリーウェアとして着れるモノまで様々あります。
人気が高いのは、フランス軍のM47カーゴパンツ、イギリス軍ロイヤルネイビー、アメリカ軍M65カーゴパンツなどがあがりますが、オリジナルのモノはストック量が減ってきており、中々、手に入りにくい状況になっています。
概ね、ユーロ系のサープラスは人気が高いようです。
人気の秘密は、軍物でありながらテラード的な手の込んだ作りにあります。アメリカ軍モノは、大量生産するように作られていて縫製面では、かなり直線的でつくりやすいパターンになっているモノが多いのですが、フランスやイギリスを中心としたユーロモノは、テーラード的なつくりが基礎になっている(特に1940〜50年のつくられた)モノが多く、つくりが凝っています。
質剛健でありながら、ギミックが効いている逸品
その中でも、隠れた逸品が、ドイツ軍のモールスキンカーゴパンツは、質実剛健なモールスキン素材に、軍パンにしては、細身のスッキリとしたシルエット、ベルト部分のボタンが隠しボタンだったり、股下にベンチレーション穴が施されていたりと、随所にギミックがあり、完璧を求めるゲルマン魂を感じることができます。
カーゴパンツだけではなく、膝下丈のニッカーボッカー・デザインのショーツもあり、2000年代には、夏場に、このショーツにラコステのポロシャツ、キャンバス・スニーカーをあわせているスタイルをよく見かけました。
ニッカーボッカーで、裾をマジックテープでアジャストできるようになっているデザインは、秀逸で数ある軍モノショーツの中でも、個人的には一番美しいシルエットではないかと思います。
パンツもショーツもカーゴポケット部分にもあまりボリュームを持たせていないので、軍パン特有のゴリゴリがなく、スマートに履きこなすことができます。
夏場は、トップスは、力強いビビット・カラーで合わせるのが、王道コーディネートです。
ドレスシャツでもポロシャツでもかっこよく収まるので、かなりおすすめです。
夏場は、ニッカーボッカーが快適でおすすめですし、オールシーズンで使えるカーゴパンツもかっこ良いです。
夏は、ジャーマンモールスキン・カーゴパンツ&ニッカーボッカーで、大人のサープラス・コーディネートを楽しんでください。
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