IVYのマストアイテム ネイビー・ブレザーの原型
アイビーのマストアイテムといえば…
コットンオックスフォード・B/Dシャツ、レジメンタルタイ、グレイフランネルのパイプドステム・パンツ、ペニーローファー、リボンベルト等々、マストなアイテムはいろいろありますが、やはりマスト・オブ・マストといえば、何と言ってもネイビー・ブレザーなのではないでしょうか。
ブレザーの語源は
元々、イギリスのケンブリッジ大学のボート(ローイング)競技の選手が着用した赤いユニフォームからきたもので、Blaze(炎のような赤の意味)からきた名称だそうです。
おもにフラノ生地などでつくられて、白や紺やストライプ柄もあり、パッチポケット、メタルボタン、胸のワッペン飾りなどがデザインの特徴。
さすが、RALPH LAUREN!
今回、買ったジャケットは、洗濯ネームのところにSALES Sampleと書かれていて、どうも一般に販売されたものではないサンプル品のようです。 こんな製品が市場に流れるのも珍しいと思います。
いつものラルフ・ローレンとは違う、なんとなくスペシャルなディテールが満載です。
まずは、胸ワッペンに ロゴがなかったりタグもいつものPOLO by RALPH LAURENとは違うモノを使っていて格好いいのです。
メタルボタンのデザインが、RL伝統のポロ競技の帽子にクロス・ステックではなく、PRL(ポロ・ラルフ・ローレンの頭文字)のモノグラム調であったり、袖口も本切羽になっていて、4つボタンではなく、3つボタンになっています。
細かいデザインでいえば、後身頃にセンターに接ぎがなく、両脇に切り替えがついていたり、裏地はなくパイピング仕様。
内ポケットもなく、ウエスト下部分にちっちゃなコインポケットのようなものがついているだけです。
そういう意味では、ディテールに忠実で、エスタブリッシュメントな表現は、いかにもラルフ・ローレン独特の世界観が出まくりでもあるのですが…
上の写真のように、ケンブリッジのOBおじさんのように堂々と着ることができればよいのですが、なんか日本人が着ると七五三参りのようになってしまいそうで、街中で着るのは勇気がいりそうな一品でもあります。
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