こんなの買ってみた その5 CARTER’S ペインターパンツ

散歩

Watch the Wear CARTER’S・ペインターパンツとは

1859年に米国東海岸・ニューハンプシャー州で創業したワークウェア・ブランド「CARTER’S(カーターズ)」

創業当初から主にジーンズ、オーバーオール、アウターウェアのワークウェアを中心にセーター、アンダーウェアなども扱うウェアメーカーで、大人服はもちろん子供服まで製造していたそうです。

現在は、ワークウェアブランドの「OSH KOSH(オシュコシュ)」(日本では70年代からオーバーオールやカバーオールで有名)を買収して、世界最大のカジュアル子供服ブランドとなっています。

Watch the Wearとは?

70年代に使われた「Wach the Wear CARTER’S」のタグ

タグの図柄は、機関車のモチーフに「CARTER’S」の文字が躍動感があって西部開拓時代の雰囲気がかっこいいです。

ちなみに上部に織られている「Watch the Wear」というのは、いまでいうところの5Pocketsの意味ではないかと思われます。
ジーンズの前右ポケットに付く小さなポケットのことを「Watch Pocket」といい、腕時計が高価だったその昔は、ここに懐中時計を入れて作業をしていました。
そういう名残で、ジーンズには5つのポケットがあり、昔は「5Pockets」=ワークウェアのことを指していました。ここに示されている「Watch the Wear」もワークウェアのことを指していると思われます。

前右ポケットにある「WatchPocket」

でも、カーペンターパンツは、右腿裏にハンマーなどを入れれるポケットがつくので、正確には「6Pockets」になりますが…‥

ハンマーポケットがついて「6Pockets」

本当のヤラレ感が最高!

タグの図柄から70年代に作られた製品のようですが、前身頃の両太ももの素材感の違うパッチワークが7枚継ぎ当てられて、製造当時はパリッとしていたであろう10ozツイル地とともに柔らかくなって、土汚れが相まって雰囲気が抜群です。

馴染むマスプロダクツが本物

生地も所々、ヤラれて薄くなっていていて、見る人によっては、ただのボロ着でしかないのですが、これからの時代はジーンズなど大量生産品を使い込むことで馴染んで唯一無二な道具になっていくのでしょう。

SDG’sが、声高に謳われるこの時代、服を使い捨てすることから、傷んだら当て布をして補修しながら履いていこうと思えるようになる逸品です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました