自分の生きている世界を変えていくために大切な方法
「自分はこれでいいのだろうか?」とか、「こんなはずじゃなかったのに」とか現状の自分に満足している人って多くはないだろうと思います。
では、なぜうまく行かないのか?
当然、その時あなたは「その答えがわかれば苦労しないわ」と言うでしょう。当たり前です。でも、よくよく考えると「あの時にこう動いていればよかった」とか「もっと違う言い方をしておけばよかったのに」と後悔をすることが頭をよぎることって結構あるのではないでしょうか? その後悔を思い浮かぶことができれば、未来をかえていくことができるようになるチャンスなのです。
失敗できないようなプレッシャーのかかった仕事をするときなどに、「PDCAサイクル」と手法を使って、仕事を進めていくことないでしょうか。
この「PDCA」って言葉なんか聞いたことがないとかなんとなく聞いたことはあるけどよくわからないという人に説明をすると
「PDCA」とは、「PLAN(計画)」➠「DO(実行)」➠「CHECK(確認)」➠「ACTION(改善)」という仕事のサイクルのことを言います。 1950年代、品質管理研究の第一人者であったアメリカの統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミング博士とウォルター・シューハート博士によって提唱されたということです。
現在では、品質管理の国際基準となっている、ISO 9001(品質基準) ISO 14001(環境基準)などにもこの「PDCA」の手法が取り入れられており、企業のマネジメントメソッドの基礎として取り入れられています。
PDCAサイクルの3つのメリットとは
この「PDCA」サイクルをすることのメリットはというと
- 「目標」や「あるべき姿」を見出される
- 「やるべき行動」に集中しやすくなる
- 「課題」や「修正すべきこと」が分かりやすい
もっと専門的になれば、「目標」「課題」「成果」について、数値化しなさいということもありますが、まずはざっくりと進めてみましょう。
6つのステップでできるPDCAサイクル
- 「目指す姿」や「あるべき姿」をノートなどに書き出して見る ➠目標を設定する(Plan)
- 「その姿」になるために「いまの自分の姿」とどれぐらいギャップがあるのか ➠現状の把握(Plan)
- 「ギャップ」を減らしていくために、どうアプローチしていけばよいのか(1つだけではなく、いろんなことを複数で)を書き出していく ➠対策の立案(Plan)
- 「ギャップ」を減らすために考えて書き出したいろんなことを実行してみる ➠対策の実施(Do)
- 「実行」した中で、効果があったと思う項目を○△✗で自己評価する ➠効果の確認(Check)
- 「効果」のあった項目をもっと身につけるためにどうしたらよいか考える ➠改善または標準化する(Action)
というステップで進めていけば、複雑にからまった糸がほぐれるように、モノゴトが理解できるようになります。1回で、うまくいかなかったら、うまくいかなったことを目標にして、目標➠実行➠確認➠改善と繰り返し行ってみます。まずはこのPDCAサイクルで、モノゴトを考えていくということがとても大切なことなのです。
また、ここでは「サイクル」と表現されているのですが、同じところぐるぐる回るのではなくて、スパイラル(らせん)状にまわり上がっていくものとイメージしてください。「PDCA」は、繰り返すうちに螺旋階段を登るように成長していくことになると言われています。
あきらめないことが最高の秘訣
まずは、「PDCA」サイクルで回すという考え方を持って行動していけば、かならず成功へと導かれるはずです。なぜなら、かの松下幸之助は「成功とは、成功するまで諦めずに続けること」にあると言放ちました。
世にいう失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。最後の最後まで諦めてはいけない。 松下幸之助
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