センスのいい人 ゴルフ編

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自分が思う「ゴルフのセンスがいい」とは

ゴルフをやり始めて、もう40年が過ぎようとしています。(途中、仕事を変わったり、子供が生まれたりして、中断した期間が15年ほどありましたが…) まぁ、一向にうまくはならないのですが…

それでもゴルフをやっているときに、「あっ、この人センスがいいな」と思うことがあります。

それはスコアが良いとか、スイングがきれいとかいうことではなく、立ち振舞いがいい人というのか、言い換えれば、所作のいい人。

「ゴルフの上手いやつにろくなやつはいない」

若き日の白州次郎氏。日本人で最初にLevi’s501を履いた人とも言われている

「ゴルフの上手いやつにろくなやつはいない」かの白州次郎の名言です。

ゴルフは往々にして、スコアがよい人が上手な人と言われます。ターゲットスポーツスコアを競うスポーツ(元来はマッチプレーだったが)なので当然、それが真実であると思います。

しかし、このゴルフが上手い人(スコアのよい人)の中でも、あまり手本にしたくないということが、しばしばあることも否めません。

まずは、プレーファスト!!

白州次郎氏のゴルフの思いをプリントしたTシャツ

白州次郎氏のもう一つの有名な言葉に「PLAY FAST」があります。

ゴルフを始めた頃、年長者にティショットを打ったら、2打目以降はクラブを2,3本持って、打ったところまで駆け足で行けとよく言われたものです。

ゴルフは審判がいないスポーツと言われます。スコアは自己申告が基本、ルールもマナーも本人次第のところがあります。それ故に「紳士のスポーツ」ともいわれる所以です。

ゴルフではマナーやルールは自分で守るものなのです。そういうことが、周りの人に不快に思わせないことに繋がります。これはプレイの下手な人が、同伴者にプレイで迷惑をかけることとは違うと思います。初心者が下手なのは当たり前で、ボールが散らかるのを同伴者は心得ています。

問題なのは、クラブ1本持って、「あーでもないこーでもない」とマイペースでプレイを続けることです。(昔は、そんなマイペースくんには怖いキャディさんが嫌味をたっぷり言ってくれたものです)

ですので、特に日本のゴルフは「PLAY FAST」が、基本のマナーになります。

「センスがよい」の定義

ちょっと話がそれてしまいましたが、ここでは、そんなマナーなどを踏まえて、立ち振舞いや持っている道具や小物なんかに、センスを感じること。この人は「センスがよい」と感じる私なりの定義をお話したいと思います。

ここでセンスが良いというのは、先にも触れましたが、スコアが良いとか、運動神経が良いとかいう話でなく、ゴルフというスポーツに向き合うセンスとでも言ったらいいのでしょうか。

マナーでは、前述の通り、次のヒッティングポイントに行くのに、クラブを2,3本持って行く(経験者ほど実践している)とか、パッティングの時に自分の影が邪魔にならないようにするとか、グリーンについたディボット跡を直すとか、ちょっとしたことに、「この人はできる」と思うものです。

小物がカッコいいと「やるな!」と思う

他にもいろいろとセンスがあるなと思うことはあるのですが、小物にもセンスを感じることがあります。

ゴルフは、スタート前の準備がいろいろと必要です。クラブのような道具以外にも、ボールやティ、ボールマーカーやグリーンフォークなどゴルフには競技するために必要な小物があります。それをキャディバッグの中からとりだすのですが、その小物入れにセンスを感じることがあります。

ゴルフ初心者の大抵の人は、キャディバッグのポケットからゴソゴソと直接、それらの小物を取り出す人が多いのですが、ゴルフに慣れている人はそういった小物をポーチなどにまとめて入れています。そこで「おっと!」感じるときがあります。

その入れ物、カッコええ〜

昔、雑誌にVANの創設者・石津謙介の子息の石津祥介さんが、そういった小物類を、舶来モノのキャンディ缶に入れているのを見たときになんてカッコいいんだろうと思い、PRAZA(旧ソニープラザ)やカルディなんかの輸入菓子の売っている店に買いにいきました。

特に取り立てて高級ブランドのポーチではなく、お菓子のこんな缶カンに収まっているだけでも味があるなと思ってしまいます。全然、ゴージャスで贅沢な感じはしないですが、逆にこういうものを使いこなしているのが、お洒落だな!と思って真似したくなります。

貰い物の小物を上手に使いこなす

再び、マナーについて

ゴルフをするときは、たいていの人が、ボールティ、ボールマーカーを持ってコースに出ますが、グリーンフォークを持っては出るが使わない人が多いのではないでしょうか?

ゴルフ場のキャディマスター室の窓口には必ず、スコアカード、ボールマーカー、それにグリーンフォークが置かれているので使いましょう。

最近、グリーン上のディボット(ピッチマーク跡)を直されていないゴルフ場によく遭遇します。私が行くようなゴルフ場は、ビジタープレイヤーが多いし、昔みたいにキャディさんがつくことも少ないので、グリーン上が荒れ放題ということになりがちです。

自分がつけたピッチマークはもちろんですが、誰がつけたわからないディボットを直すのも「カッコいいな〜」と思います。

ゴルフは「紳士のスポーツ」誰が見てもカッコいい振る舞いで、センスのいい人になりましょう。

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