素敵なUSEDめぐり
オヤジが古着屋を回ったり、古本屋に入り浸ったり、中古レコードを漁たりするのがカッコいい
最近では、You Tubeで、俳優の光石研さんの「東京古着日和」や元広告代理店の社員だった片野英児さんの「アニ散歩」なんか、オヤジの古着屋めぐりが結構受けている。(「東京古着日和」のコメント欄に洋服版の「孤独のグルメ」の感じでドラマ化してほしいとありましたが、ホント!ですよ!Penさんお願いします‼)
実際に、自分が若い頃に、高価で手が出なかった洋服が、いま古着屋さんでとってもリーズナブルなプライスでハンガーラックに掛かっていると、つい手を伸びてしまいます。
逆に、若かった頃に普通に着たり、履いたりできて愛用していたモノが、当時の十数倍ちかい値段になってしまっているのにもビックリしたりします。
「古着」にしても、「古本」や「中古レコード」でも、自分の若い頃の感覚や価値観などを再び呼び起こしたり、古い物に出会っているはずなのに、なんか新鮮な発見をしたりすることで新しい刺激を受けることができて、しかも手頃な価格で手に入れることができるなんて最高だとおもいませんか。
これこそが、現代のトレジャー・ハンティングだといって過言ではないでしょう(何だかんだ言っても、いい時代なんだと思います)数千円程度から楽しめる遊び(お買い物ではなく、あくまで宝さがし)です。別に、お金を使わなくて、ただ眺めているだけでも、結構、いい刺激を受けることができます。
なんか文化の匂いがする街には、必ず、古着屋さんや古本屋さんや中古レコード店があります
昔、とある百貨店の店長さんは、街には花屋さんがないと「ダメなんだ!」と言って自店のファサードの一番いいところに花屋さんを構えていたそうです。(そんな百貨店も時代と共に消えていっていますが…)街に活気があって、にぎやかなのは、いろんなお店があってこそだと思います。いまは郊外の大きなショッピングモールができて、そこに行けば、ある程度のモノは揃っていて、家族で行けば、1日中その中で遊ぶ事もできるのは、とても便利なことだと思います。でも「どこを切っても金太郎飴(例えが古い)」のような品揃えに面白みを感じない。
それにひきかえ小さな「USEDのお店」が揃っているような街は、やっぱり文化性が高いと思います。品数は少なかったりしますが、品揃えに店主の思い入れを感じることができるお店があります。
古着の醍醐味はいっても、なんと『一期一会」
洋服というのは、基本的には大量生産なんです。Levi’s501なんて、その代表的なものですよね、でも古着の世界では、その製造された年代だったりとか、生産国なんかで、とてつもないような値段をつけられて流通しています。それは、人が着ることで個性が際立たり、逆に失われたり、また着られることなくデッドストックになってしまったり、時間の経つことでどんどん希少なモノになっていきます。そうして、その洋服があなたの前に現れた時には、世界でひとつのモノになっているというとが少なくないのです。そこに『出会い』があるのです。「またいつか」と思っていたら、二度と出会うことがない。いまこの時が大事なのです。
だからこそ、そういうモノには、『一期一会』の精神を持って接しなければならない。なんとなくインスピレーションを感じたモノには、アプローチしていく必要があると思います。「うーむと」考えたり「ピンと」きたり「ドキッと」したりするインスピレーションを持つことで自分の感性を高めることになるのだと思います。
いま、紙の本やレコードやCDなどの古いメディア媒体がどんどん減って行き、個人で営んでいるようなお店があっという間に消えていく世の中です。だからこそ、面白いモノを探して街に出ましょう。そして新しい発見して、感性を磨きましょう。
「一期一会」の精神を大切にして‼
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