バーバラ・シュミット RHブックス+プラス ¥820 p 447
世界中の人々に愛される「アディダス」と「プーマ」の終わりなき確執
「アディダス」と「プーマ」この世界的なブランドはいかにして生まれ巨大化していったのか?
ワールドカップやオリンピックといった世界的なスポーツイベントを成功させるために、いかに絡んで行ったのか?
第2次大戦前のナチズムのスポーツ振興のもと、ドイツの小さな田舎町に兄弟で作ったスポーツシューズの工房が「ダスラー兄弟商会」このアディとルディの兄弟の確執から永遠に交わることない「アディダス」と「プーマ」つくることになる。
ブランドの由来
兄のアドルフは自分の名前と姓を縮めた「Adidas」、弟のルドルフは名前をもじったルーダより軽快にした「Puma」を立ち上げる。
アディダスはメルボルンオリンピックで選手に靴を無料で配布してブランドを浸透させる。次のローマオリンピクでは、プーマも一流選手に接触し、無料提供していく。そしてサッカーのワールドカップの拡がり、有名選手を囲い込み、やがて衣料の分野に進出して様々なチームとスポンサー契約を取り付ける。
ある意味で国家の代理戦争
米国の「ナイキ」や日本の「オニツカタイガー」などの他メーカーとの激しい競争など様々なスポーツブランドが繰り広げる壮大な物語。かつてダスラー兄弟が立ち上げた時代から想像もつかない展開になっていくスポーツビジネスの光と影がかかれた一冊です。
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