・消しゴムをたくさん使う人は、そのノートをどう使うべきかの目的意識を持っていない。
そして、消しゴムで消すことの非効率を考えていない
・フランス人は、学校で鉛筆を使わないように教育しているそうです。ボールペンや万年筆で
直接紙に書いていく。そうすることで「間違ったことを消してないものする」というのは、
間違った考え方であるということを身につけていきます。
・消しゴムを使わない生き方をすると「人生、そのものをリセットできない」と言う思いを持つ
ようになります。
(「人生に消しゴムを使わない生き方」岩本麻奈 日本経済新聞出版社)
私も文章をノートに書いたり、メモを取ったりする際に、よく間違えます。そのたびごとに消しゴムを
使うことが多いのですが、ぺんを置いて、消しゴムに持ち替えてというのは非効率に思います。ましてや
会議の議事録をメモるようなときには、一度間違えて、消しゴムを使っていたら、会話の内容についてい
くことができなくなってしまいます。やはり、文字を書くときには、日頃から、ある程度の集中力や注意
力を持って書いてということが必要だと思います。
それでも、誤字・脱字がなくならないのであれば、精神疾患を疑うことも
いくら注意をしても、誤字・脱字がなくならないというのであれば、ADHD(注意欠陥・多動性障害)や
LD(学習障害)といった精神疾患を疑うべきかもしれません
例えば、ADHDが疑われる場合、集中力が長続きしない「アレをやるとコレを忘れる」ということが、
日常で多く起こっているはずです。また、注意力も散漫で、気が散りやすく、同時にいくつもの作業を
こなすことがかなり苦手なはずです。
物ごとを順序立てて考えることが難しく、非効率になり、ミスの数も増えます。コレはワーキングメモリ
(メモのような一時的に記憶する:短期記憶)の働きが弱いので、次にすべきことも忘れやすいのです。
LDを疑われる場合、いらないな情報を排除して、必要な情報だけを取り出すことが苦手のはずです。
視覚的な情報についても、情報を整理しながら見ることが難しく、読書のような文字を読むときに、どの
行を読んでいるのかわからなくなってしまうような「読字障害」が疑われまし、コレと同じように、書き
始めたい文字を飛ばして、次の文字から書いてしまうとか、あいだの文字を飛ばして、書いてしまうよう
なことがあるのなら「書字障害」が疑われます。
いくら、注意をしても誤字・脱字がなくならないとお悩みの場合(上記のような症状に似たことがある)は、
最寄りの発達障害支援センターなどに相談して、専門医からきちんとした診断を受けるべきかもしれません
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